セミナー/イベント



★★★今後のセミナー/イベント予定★★★
アワードへの応募作品制作を応援するセミナーを下記の日程で開催予定です。日程等は変更になる場合がございます。



★★★修了したセミナー★★★

第1回「クリエイターのためのコンテンツ制作における発想のヒント」
日時:8月10日(水)18:30~20:30
会場:クリーク・アンド・リバー社 2F セミナールーム
参加費:無料
協力:アドビ システムズ 株式会社

第2回「タナカカツキ氏が語るツールの進化とクリエイションの関係」
日時:8月22日(月)18:30~20:30
会場:川崎市産業振興会館 9階第3研修室 川崎市幸区堀川町66番地
参加費:無料
協力:アドビ システムズ 株式会社

第3回「AfterEffectsが広げるウェブクリエイターの可能性」
日時:9月7日(木)18:30~20:30
会場:クリーク・アンド・リバー社 2F セミナールーム
参加費:無料
協力:アドビ システムズ 株式会社

クリエイターのみなさん、川崎市の工業とともに世界へ羽ばたきましょう!

川崎ものづくりブランド推進協議会は、平成16年度(2004年)から、川崎市内の中小製造業が生み出した、優れた工業製品やオンリーワンの技術を「川崎ものづくりブランド」として認定し、さまざまな形で支援をしている。「川崎ものづくりブランド」を生み育ててきた川崎ものづくりブランド推進協議会に、「川崎ものづくりブランド」にかける思いと、かわさきコンテンツアワード2011に寄せる期待をうかがった。
「川崎ものづくりブランド」のイメージや募集作品に求められているものをつかみ、作品応募の参考としていただきたい。

川崎ものづくりブランド推進協議会からメッセージ

 川崎ものづくりブランド推進協議会は、川崎市と川崎商工会議所が協力し合い、手づくりでつくりあげてきた協議会です。川崎市の工業の歴史は、1907年に、当推進協議会のある、このソリッドスクエアの地に、横浜製糖(のちの明治製糖、現在の大日本明治製糖)が工場を進出させたことが始まりとされています。それから100年後の2007年は、川崎の工業100年の年とされ、その記念すべき年を迎えるにあたり、川崎市も川崎商工会議所も、市内の中小企業を掘り起こし応援して、改めて"ものづくりのまち・川崎"を盛り上げていきたいという考えを持っていました。そこで、せっかく同じ目的に向かっているなら、協力して一緒に川崎の工業を盛り上げていこうということで、平成15年度(2003年)から1年間かけて川崎工業ブランド検討会を実施し、平成16年に、川崎ものづくりブランド推進協議会を立ち上げたわけです。

"なんでもある"が川崎らしさ

 「川崎ものづくりブランド」を認定し、市内の中小企業を応援していくと同時に、"川崎らしいものづくり"をPRしていきたいという目的もあったんですが、当初は「川崎らしいものづくりって何」ってことで、いろんな意見があり、明確なイメージが持てなかった時期もありました。ですが、第7回までやらせていただき、ようやく"川崎らしいものづくり"というのがつかめてきた気がしています。ようは、最終製品だけでなく、加工技術や素材など、なんでもあったんです。
 「川崎ものづくりブランド」には、いろいろな分野のさまざまな製品や技術が認定されています。日本の発展を引っ張ってきた京浜工業地帯の中心であった川崎市ですから、世の中の変化とともに技術も進化していったということを考えれば、"川崎らしさ=なんでもあり"というのも納得できるんです。他地域のブランドや、伝統工芸の中には、江戸時代に藩の政策でやってきたものが地場産業として根付き、地域のブランドになったという例もあります。そういった地域と比べると、川崎市の工業の歴史は浅いかもしれませんが、逆にいうと、だからこそ、いろいろな工業製品が川崎市で生まれて、成長することができたんだと思います。
 もうひとつの特徴としては、「川崎ものづくりブランド」には、環境関連の製品や技術が多いということです。川崎市はかつて公害のまちといわれた時代がありました。それゆえ、川崎市の工業が環境に配慮した製品に力を注いだということは、必然であったと言えるかもしれません。技術革新の中には、環境保護の技術の進化もあるんです。

認定が企業躍進のカギとなる

 川崎ものづくりブランド推進協議会の設立目的は、「川崎ものづくりブランド」の販促支援です。認定させていただくだけでは意味をなさない。認定させていただくことで、製品や技術の認知度が上がり、収益を出すことが、中小企業には一番のメリットであるし、それこそが当事業の最大の目的であり、われわれにとっても一番うれしいことなんです。そのために、さまざまな展示会で「川崎ものづくりブランド」のコーナを設け、いろいろな地域を回り、認定された製品や技術の販促につながるよう活動しています。
実際「川崎ものづくりブランド」に認定されたのち、驚くほど成長し、大きく販売をのばしている製品もあります。現在、「川崎ものづくりブランド」は、1カ月に1本か2本はメディアに取り上げられているような状況で、製品や技術が認定されたことで、それを生み出した企業自体の評価も高まるということもあり、とてもうれしく思っています。

キットパス(日本理化学工業株式会社)   クリアーボイス(株式会社伊吹電子)
キットパス(日本理化学工業株式会社)

書いても消しても粉の出ない固形マーカー。第2回認定を機に注目を集め、日本文具大賞2009で機能部門グランプリを受賞。日本理化学工業はビジネス系情報番組で度々取り上げられ、「キットパス」とともに大ブレイクを果たした。  
 
クリアーボイス(株式会社伊吹電子)

第1回の認定製品である音声拡聴器「クリアーボイス」は、必要なときに携帯電話のように耳に当てると音声が大きく聞こえる。現在、川崎市役所や川崎信用金庫などの窓口にも設置されており、息の長い支持を得ている。


 製品や技術が違えば、訴求する対象も違いますので、認定製品や技術のそれぞれに合う形で支援を押し進めています。そのほうが密に支援ができますし、それこそが企業のみなさんが本当に望んでいる支援体制でもあると考えています。年々申請や相談をいただける案件も増え、「川崎ものづくりブランド」に対する中小企業のみなさんの期待と関係性の強まりを感じています。
 「川崎ものづくりブランド」の認定期間は3年です。それ以降は企業のみなさんに認定更新の意志を問います。製品によっては、すでに製造されてないものや、主力でなくなったものもありますから、認定の更新を行うことで、認定製品の循環を行い、ブランドの質を保っています。やはりブランドの価値を上げていくことが最大の効果を生むわけですから、そのために優良な企業に挑戦していただけるようわれわれから声をかけさせていただいたり、展示会などで情報収集にも努めています。
 まだまだ「川崎ものづくりブランド」の存在を伝えきれていないところがあると感じています。意外な企業から応募をいただき、驚かされたこともありました。そういった眠れる逸材を1社でも多く発掘することが、ブランドの、ひいては川崎市全体のメージアップにつながると考えています。優秀な企業があるということは、地域の誇りでもあり、「オラがまちのチーム」じゃないですが、そうなることで企業に地元のみなさんからの支援も集まります。素晴らしいことですよね。そのために、「川崎ものづくりブランド」自体の価値をもっと高めていかなければならないと思っています。

クリエイターのみなさんに期待すること

★「川崎ものづくりブランド」の販路開拓につながるコンテンツやアイデアを!
★「川崎ものづくりブランド」のブランド自体のイメージアップに効果的なコンテンツやアイデアを!
★ 受賞がキャリアアップにつながるよう、受賞作品の実用化に最大限努力します!

 先ほども言いましたが、「川崎ものづくりブランド」の最大の目的は販路開拓です。「川崎ものづくりブランド」に認定されたことで認定品が売れる――そのような効果が期待できるコンテンツを望みます。われわれには考えもつかない、想像もできないようなアプローチを期待しています。また、副次的には、企業のみなさんが、「ものづくりブランド」への応募意欲が上がるような、「川崎ものづくりブランド」を強力にバックアップしていただけるコンテンツやアイデアにも期待しています。クリエイターのみなさんの自由な発想を縛らないよう、募集作品にはできる限り制約を設けていません。みなさんの才能をフルに発揮し、「川崎ものづくりブランド」のイメージアップと、販路開拓のための提案をお願いいたします。
 同時に、今回の応募がクリエイターのみなさんにとっての成長につながるように、われわれも努めさせていただきたいと考えています。今年第8回を迎える「川崎ものづくりブランド」は、9月から募集を開始させていただき、年明けには認定式も予定しています。そこで当アワードの受賞作品を発表させていただいたり、展示会でもお披露目の機会を設けるなど、、受賞作品を実際に活用させていただける方法をいろいろと提案させていただきたいと思っています。今回はクリエイターのみなさんと出会わせていただける大切な機会ですので、さまざまな形で双方が発展できる第一歩となるよう最大限努力させていただきます。
 われわれにとって、効果的にコンテンツを活用するということは新たな試みです。また、クリエイターのみなさんにとっても、「工業」や「製造業」というのはなかなかなじみのない分野であり、その言葉や文字で伝えにくいものを表現しアピールするという新たな取り組みであるかもしれません。当アワードが、「川崎ものづくりブランド」にとっても、クリエイターのみなさんにとっても、新たなステップに進める場となることを願っています。
 最後になりますが、中小企業のみなさんは、売れてナンボの世界で戦っています。いくらいいものをつくっても、表彰されても、利益が上がらなければどうしようもないんです。みなさん真面目に、必死に取り組んでいます。われわれは、そういう中小企業の思いを大事にしたいんです。「ものをうみだす」という作業にかかわっていらっしゃるクリエイターのみなさんには、そんな中小企業のみなさんに共感していただける部分も大きいと思います。みなさんの豊かなアイデアで、川崎市の工業を応援してください。

「川崎ものづくりブランド」のシンボルマーク
「川崎ものづくりブランド」のシンボルマーク

「知と技」で世界に羽ばたくというイメージを、川崎市の川の字をモチーフに表現。青色の羽は、悠久・明智・深遠をあらわす「知」、オレンジ色の羽は、熱烈・活力・情熱をもった「技」をあらわしている。「クリエイターのみなさん、『川崎ものづくりブランド』とともに羽ばたきましょう」

 

FAQ

よくある質問についてお答えします。

Q:川崎ものづくりブランドとは何ですか?

A:川崎市内には、優れた技術力、オンリーワンの技術力を持った中小企業が数多くあります。
そのような市内の中小企業が生み出した、特に優れた工業製品や技術を認定しているのが「川崎ものづくりブランド」です。
「川崎ものづくりブランド」は、川崎市内の工業製品・技術の優位性や潜在能力の高さを国内外にアピールし、製品の販路拡大やイメージアップ、新市場への進出支援を図ることを目的に認定を行っています。
詳細は、川崎ものづくりブランドホームページをご覧ください。
http://www.k-monobrand.com/
また、8月22日(月)に開催予定のセミナーでは、「川崎ものづくりブランド」やブランド認定製品の説明を行う予定ですので、ぜひご参加ください。
(セミナーの詳細は、決定次第、アワードホームページでお知らせいたします。)

Q:認定製品の素材などを使用することはできますか?

A:認定製品やロゴマークのデータは、「素材データ」をご用意していますのでダウンロードしてご利用ください。
素材写真
ただし、素材データを今回のアワード応募以外の目的で使用することはできません。