時の人を、先駆者を、また業界のオピニオンリーダーを招聘することで、クリエイターの方々の羅針盤となればと実現したCreator’s Forumは、クリエイター同士が刺激し合うことはもとより、若手クリエイターの育成の場として機能していきたいと願って開催しています。

135回目を迎える今回は、年に1回のペースで、素材やデザインそしてテーマに凝りに凝った編集の書籍を出版する出版社・牛若丸の代表であり、どこかにこだわりが顔を覗かす、ふっと手に取りたくなるような装丁を多数手がけているマツダオフィスの主宰者でもあるブックデザイナー松田行正氏を迎え、「本づくり」をテーマに、アイデアや発想と技術がどのように絡み合ってクリエイティブが形作られていくのかを考えていきます。

マーケティングをベースにブランディングやセールスプロモーションなどと密接に連動しながら展開している現在の広告市場。デザイナーはクライアントから、ターゲットとの距離をより近づけ、具体的なコミュニケーションにつながる制作物を要求されます。このような状況の中で、クリエイターの素材や技術からのアプローチは、制作物にどのような付加価値を与えることができるのでしょうか。

「出版社をつくったのは、自ら発信する媒体が欲しかったから」と企画・編集から出版までを手がける出版業と、「仕事は選ばず、どんな仕事でも請ける」というポリシーのもと、受けた仕事の中のどこかには必ず自分のアイデンティティを潜ませていく装丁の仕事。アプローチの違いはあるものの、素材、技術、印刷、そして収支、すべてにこだわることで生まれる松田氏のものづくりからクリエイティブを考えてみましょう。

講演後には、アルコールや、ソフトドリンク、軽食をご用意しての立食形式の懇親会を予定しております。飲物を片手に、リラックスした雰囲気の中、松田氏を交えて、業界について、クリエイティブについて・・・等々、意見を交換するチャンスです。情報交換や、交流の場としてもぜひご活用ください。グラフィックのみならず映像やWebなどクリエイティブ関わる方すべてにお勧めです。ぜひご参加ください！

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