「ほしのこえ」の新海誠監督や「演じ屋」の野口照夫監督、活弁監督である山田広野監督といった新しい才能を世に送り出してきた下北沢の短編映画館TOLLYWOOD代表の大槻貴宏氏。その大槻氏が、個性的な単館映画館として熱烈なファンを持つBOX東中野（4月末閉館）のリニューアルを総プロデュースし、その良さを残しつつ、9月6日（土）にポレポレ東中野としてオープンします。
今回は、ポレポレ東中野（旧BOX東中野）とTOLLYWOODをモデルに、今後の配給、宣伝、上映がどうなっていくのかを、大槻氏と今回のリニューアル上映にかかわっている配給・宣伝会社の若手社員の方々、さらに会場の皆さんを交えてディスカッションしていきます。


【活気ある映画業界をつくろう！〜配給・宣伝会社について〜】

パンドラ - スタッフが全員女性の配給会社。ジェーン・カンピオン、河瀬直美など新人監督や海外の知られざる名作を発掘することで名高い。
アップリンク - デレク・ジャーマン監督の紹介、黒沢清監督「アカルイミライ」を制作した。映画の制作や配給に限らず書籍の出版も手掛けている。
スキップ - 10月にポレポレ東中野で公開予定の「Never Mind The Wall（仮）」の宣伝を担当。質の高い作品の配給から宣伝をからめたイベントまで幅広く手がけている。

今、日本の映画業界では、活気ある業界づくりのためにさまざまな会社、人々が尽力しています。今までの配給・宣伝と何が変わってきているのか。彼らは何を変えようとしているのか。今、映画業界に求められているものは何か。ぜひディスカッションにご参加ください。

【短編映画館「TOLLYWOOD」とは】

日本で唯一のショートフィルム映画館TOLLYWOODの特徴は、自主制作映画、短編映画を600円の入場料を払って観客に観てもらうところ。厳しい審査基準をクリアした作品のみが劇場公開を果たすという、従来の日本には存在しなかったシステムで、他にも正式公開の権利を得るためのスニークプレビューや、自作映画を上映できるスペースレンタルなど多彩な企画やイベントが用意されている。

【大槻氏がプロデュースする「ポレポレ東中野」】

ポレポレ東中野は、映画監督であり写真家の本橋誠一氏が主宰する劇場。旧BOX東中野時代は「A」、「アレクセイと泉」、「ナージャの村」、「天安門」など、メッセージ性の強い作品が数多く上映された。今後、「TOLLYWOOD」の大槻氏が「ポレポレ東中野」をプロデュースすることにより、どのように変化するのか。ぜひ、伺いたいポイントだ！

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