受賞作品

今年度のかわさきコンテンツアワードの入賞作品が決定しました。
審査員の方々からは、今回ご応募いただいた作品全体に対して次のように講評をいただいております。

・全体的に見ると、地味ながらも色々とよく工夫をしていると感じる作品が多くあった。

・素材が提供されていたこともあり、それを使っているコンテンツが多かったが、わかりやすく上手くまとめられている作品が目に留まった。

・たくらみの計算が大事だと思います。たくさん応募作品がありましたが、そのアイデアを世に出した時に、川崎のモノづくりのために、なるか、作用するかどうか、という視点で、審査しました。

・審査にあたり「川崎ものづくりブランド」をわかりやすく表現しているかどうかを重視しました。

なお入賞作品の表彰は、平成24年3月7日(水)の「川崎コンテンツ産業フォーラム」にて行います。

大賞 「宇宙漂流ヒマラヤ 危機一髪 川崎ものづくりブランドの巻」 劇団東京リトルバン

家入:非常にしっかりと作りこんである作品でよかった。

太田:よくできている力作。むりやり最後がさわやかに終わるところも面白くてよかった。

倉成:自治体が、ちゃんと世の中に機能するものであれば、こういう面白いものでも採用するということが、大事だと思う。

南治:とても面白い。伝え方は色々あるが、良くできている。アニメを制作するソフトを使っているとは思うが、とても手が掛けられている作品で、クオリティとしても、しっかりしている。

桝井:僕らの世代にとっては子供の頃を思い出す、非常に懐かしい感じのする作風でいいと思う。出てくるキャラクターも親しみやすくて、僕ら世代には受け入れられやすいのではないか。

佳作 「キャラクター」 木村隆

家入:工具という無機質な物をモチーフにしながら、ポップなイメージの作品に仕上げている点がよかった。

太田:線にキレがあって良い作品。

倉成:この作品を仮にパンフレットの表紙に載せてみたら、とても川崎ものづくりブランドが、とてもチャーミングに見えると思う。実際にそうすべきだと思う。

南治:ぱっと見がわかりやすく、工具=暗いイメージの作品が多かったが、明るいイメージでデザインがきれいな、品の感じられる作品。

桝井:キャラクター作品の中でも、活用方法の展望が見える作品。

佳作 「not only for the world but also for you」 小倉俊平

家入:工具をタイポグラフィーに落とし込み、PRツールとしてさまざまなシーンで活用できる点を評価しました。

太田:フォントを作るというアイデアがいい。

倉成:「かわさきものづくりブランド」の製品には、このフォントで「made in KAWASAKI」と書いてあったりしたら、川崎で作られるものに付加価値が付きそう。実際にやると良いと思う。

南治:タイポグラフィとして良い。継続的に再利用しやすいという点から考えると、このデザインではなく、フォントを「かわさきフォント」としてロゴなどに利用すれば、色々な場面で使える。

桝井:フォントは使い勝手が良さそうで、面白い。