事例紹介

川崎市では、コンテンツが持つ力を活用し、市内事業者の情報発信力や付加価値の高い製品・サービスの企画提案力、販売力、集客力などを高め、市内産業の活性化を図る取組を行っています。この取組では、川崎の未来を創るパートナーとして、市内事業者とクリエイターとの出会いの場を提供し、クリエイターの皆様の新たな活躍の場やコンテンツの可能性を探っています。 今回のビジネストライアルラボ(BTL)では、参加を希望されたクリエイターの中から3名の方にラボに参加していただき、市内事業者3社とチームを組んで、企業の課題解決に取組んでいただきました。

株式会社つな川×映像クリエイター合同会社キュープラス(小林節子)

制作物:人形コマ撮りアニメ「おいしいお茶の入れ方」(英語版/日本語版)
つな川では、近年、海外への日本茶海苔の販売に力を入れています。それに伴い、急須でのお茶の淹れ方を、国内はもとより海外へも広めていきたいと考えていました。
それを受けて、今回のBTLでは、クレイアニメを得意とするキュープラスの小林さんが、小さい子から大人まで楽しめる人形コマ撮りアニメを提案しました。海外の人にもわかりやすいように、アニメーションには、英語版と日本語版を制作。歌の収録には、後援の日本工学院専門学校クリエイターズカレッジで声優・俳優科に所属している学生も協力しました。制作したアニメーションは、ホームページやYoutubeで公開、活用していく予定です。

株式会社グリーンベル×映像クリエイターNakane Production Inc.

制作物:「時価会計導入のすすめ」をわかりやすく説明するPR映像
グリーンベルでは、中古トラック情報誌出版やファイナンスリース代理店業で蓄積したノウハウを、資金調達に困っている運送業経営者に還元していきたいと考えています。経営支援を受けることで経営が改善し、安心感を得られるとともに収益が改善していくことを、わかりやすく運送業経営者に伝えたいという思いから、BTLに参加しました。クリエイターの中根氏と、わかりやすい「PR映像」について議論を重ね、グリーンベルマンが登場する今回のPR映像が完成しました。
完成した映像は、ホームページや、営業時の紹介映像として活用していく予定です。

有限会社岩手電機製作所×グラフィックデザイナー木村隆

制作物:かわさき福祉製品アイデアコンテスト優秀賞製品化商品「TOMBO」の良さを伝えるパンフレットおよび、オンラインショップの開設
岩手電機製作所では、かわさき福祉製品アイデアコンテストで優秀賞を受賞し製品化した起立補助具「TOMBO」の使い方や良さを、一般の方々にもわかりやすくPRしていきたい、と考えていました。グラフィックデザイナーの木村氏は、製品の特徴や使用方法、使用シチュエーション、購入方法などが一目でわかりやすいパンフレットと、子供や孫から両親や祖父母へのプレゼントとしても活用してもらえるようにと、オンラインショップの開設の提案を行いました。完成したパンフレットは展示会などのイベントで、オンラインショップは一般の方の購入窓口として、活用していく予定です。