企画

こんにちは! 僕たちは、専門学校でゲーム制作を学んでいる仲良し4人組の学生です。

小林 「今回リーダーを勤める小林です! 頑張ってみんなをまとめていきます!」

森山 「副リーダーの森山です! 小林君と協力して頑張っていきます!」

福森 「プログラム担当の福森です! 気合で頑張ります!」

五味 「企画担当の五味です! やる気だけは誰にも負けません!」

僕たちはゲームコンテストに参加するためにゲームを作ることになりました。国内大会で優勝すると、次は世界大会に進出し、受賞した作品は商品として発売されるということです。僕ら4人の実力をはかるには、もってこいのコンテストです。

五味 「最初に確認したいんだけど、応募した作品の著作権は、コンテストの主催者が持つことになるの?」

森山 「応募要項を見たら、『応募作銀の著作権は応募者に帰属する』となっているから、大丈夫だよ。コンテストに応募するときには応募要項をきちんと確認することが大切だよね」

そこで4人はまず、企画を考え始めました。話し合いの結果、コンテストで賞を取るために、大人から子供まで楽しんでもらえる、さらに日本らしさが出せる企画ということで、RPGゲーム「関東近郊名所巡り」を作ることにしました。

ゲームをより魅力的なものとするために、関東近郊の名所を巡る旅をする、親しみやすいキャラクターが必要だと考えました。

小林 「サザエさんって人気キャラクターなのにゲーム化されてないよね。サザエさん一家に名所巡りしてもらおうよ!」

森山 「だけど、『サザエさん』って許可なしにゲームのキャラクターとして登場させたらおこられるんじゃないかなぁ?」

不安になった森山くんは、著作権を持っている「長谷川町子財団」に聞いてみることにしました。

Point 1 人気キャラクターサザエさんをゲームに登場させるにはどうすればいいの?

森山 「サザエさんのキャラクターは、長谷川町子美術館に申請すれば、企画によっては使用許可が出るかもしれないよ。ただ、僕たちは商業用のゲームの企画だから難しいかもしれないけど」

五味 「そうなんだ!」

福森 「でも今回はせっかくだから、オリジナルキャラクターを作ってゲームをつくろうよ」

そこで、交友関係の広い小林君は絵の上手な友人にキャラクターをお願いし、オリジナルキャラクター「味小森 福ちゃん」で企画を進めることにしました。

ついでに、キャラクター作成を依頼した場合の注意事項も調べてみました。

Point 2 キャラクター( イラスト) の外部発注について。

小林 「イラストの著作権は、そのイラストを作成した人にあるので、作成してもらった作品を勝手にアレンジしたり、切り取ったりなどの編集をすると、著作者人格権の中の同一性保持権に違反してしまうんだ(同一性保持権 二十条)。だからみんなも気をつけようね」

小林君は気が利きますね。

これでキャラクターは決定しました。各名所は写真かイラストで登場させることにしました。各名所のイラストと写真ですが、これは、イラストレーターを目指している友達と写真家を目指している小林君の友達にお願いすることにしました。

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